みなさん、こんにちは!
生酒専門店『美のさとうまし酒』店長の藤原です。
今月のおススメの日本酒(生酒)は、伊丹老松酒造の「老松 純米生原酒うすにごり」です。
地元住民を中心にコアなファンが多いと噂の商品。さっそく魅力を深掘りしていきます!
Contents
地元民に愛されている酒蔵、伊丹老松酒造
店舗に伺ったとき、入り口の横に地下水が沸いている場所があり、その地下水が汲める蛇口が二つ設置されている場所があります。
そこにひっきりになしに地元の方がポリタンクをもって水を汲みに列をなしていました。長年、地元に愛されてきた酒蔵なんだなあと感じました。
「老松 純米生原酒うすにごり」の酒造りのこだわりを製造責任者に直接インタビュー
今回、酒造りに関してお話を伺ったのは、伊丹老松酒造株式会社の製造責任者の重村侑哉さん。
まずは酒造りについて聞いてみました。
酒づくりでは、いつも醪管理に一番気を揉むそうです。温度管理は特に重要なようです。
醪づくりの後、搾りを行うのですが、槽(ふな)搾りを採用しているのが特徴です。時間はかかりますが雑味のない日本酒を作ることができるそうです。
この商品の特徴は、搾った後、濾過せずに二日間ほど経った酒タンクのなかの上層部を取ったのが「うすにごり」、下層部を取ったのが「にごりさけ」として2種類商品化されます。「にごりさけ」の方は発泡が続くので、酒瓶の栓に穴をあけているらしい。だから通販では扱っていないそうです。共に希少商品で、かつ地元住民を中心としたファンが多いため、11月発売のしぼりたて「うすにごり」「にごりさけ」は12月末には売り切れるとのこと。
「老松 純米生原酒うすにごり」の味の特徴
従来の甘口のにごり酒と違い、辛口でキリっとしたお酒です。
もろみの酸味がマッチしたすっきりとした味わいを楽しめますとのこと。
また、口に含むとピリピリとした感じが美味しいとのことでした。
「老松 純米生原酒うすにごり」の製造責任者、重村さんとは?
伊丹老松の酒の再現性を高めるために先代杜氏の経験(値)などを徹底的にデータ化しているそうです。そこには、持続性だけではなく、さらに進化させようとする思いを感じました。酒造りに真摯に向き合いながら、楽しんでいる素敵な方です。まもなくGI伊丹の認定も決まるようで、今後も注目です。
帰りに一本購入。早速、味見させていただきました。
ひとくち口に含むと、口全体が酸に覆われる感じ。舌の上では、重村さんが言っていた通り、ピリピリした感じが味わえます。「あ~生酒」と言わんばかりのフレッシュで瑞々しい味わい。美味い!飲んだ後は、かなりキレが良く辛口の余韻が続く、すっきりした味わいです。なので、食中酒としても楽しめそうです。
これはおススメです!ぜひ、生酒専門店『美のさとうまし酒』でお買い求めください!
INFORMATION
酒蔵情報
- 伊丹老松酒造株式会社
- 伊丹市中央3丁目1-8
- https://www.oimatsu.biz